多分、中3の時映画館で観ました。天空の城ラピュタ
夏休みに何故だかひとりで観に行って劇場で3回連続で観た記憶があります。当時は映画館かなり自由でしたね(笑
ラムダが出てきた!!と思ったら、とんでもねぇ生物的な動きで空を飛んだりしてびっくりした記憶があります。
その後、何回この映画を観たか分かりません。
今回はファインモールドさんのプラモデル、ロボット兵です。
印象的だったシーンを製作いたしました。
製作記事です。
ファインモールドさんのプラモデル、非常に良く出来ています。
が、
そのままだと関節プラプラでデザイン的にも自立が難しい感じになります。
今回は固定ポーズです。どのシーンにするか悩みながらポーズを考えていきました。
今回製作したシーンのイメージ作りです。
飛行石を通して、挨拶しているシーンも思い浮かびました。
シータがイマイチ似てないような・・・・(笑)
イメージはシータが気絶して抱きかかえているシーンに決まりましたので作業を進めています。
この時、ロボット兵は片腕、片足が損傷してます。また一度砲撃を受けて
胸の部分が大きく凹んでいます。
その破損個所を再現していきます。
ヒートペンを使って整形していき、エポキシパテで仕上げています。
腕、足にはアルミ線を通して固定、無理のあるポーズですので多少延長や幅を詰めたりしてバランスをとりました。
シータを抱えている手ですが、プラモデルの物より1,5倍程度大きくしてしっかりと抱きかかえられるようにしてます。
シータはこの時気絶してますのでプラプラの状態に整形してます。
だいぶ形が出来てきました。腕の破損部分や、足の破損部分からは生体部品のような物が劇中でも見られますので、コードや真鍮線等でそれっぽく仕上げています。
ある程度整形できましたので、ベース作りに入ります。
劇中だと塔の上でこのシーンになります。ナイトシーンなので色は良く分かりません。
とりあえず、真ん中にある円形の多角錐シャッターの様な屋根を作る事にしました。
小学生の算数レベルの知識しかない私はこの背の低い多角錐の作り方が分かりませんでした。
今回はデジタルの力を借りてなんとか形になりました。
3Dソフトのblenderを使い、3Dデジタル上で多角錐を作る事が出来ました。
出来ました。と書いてますがここまで来るにはヒーヒー言いながらネット調べまくってやってます(笑)blenderも初挑戦です。
ただそれだけでは、デジタル上での画面の中での世界ですので、これを実際に立体化しなければいけません。もちろん3Dプリンターなんて持ってませんので、色々と悩んだあげくある方法を試してみました。
3Dモデルからペーパークラフトの展開図を作成できるソフトを発見しました。ペパクラデザイナーというソフトです。
出来るかは分かりませんでしたが、blenderで作った3Dモデルの多角錐を
ペパクラデザイナーで展開図にして、大きさを調整して紙に印刷してみました。
印刷した展開図をプラ板にトレースして切り出して組み立ててみました。
そしてとうとう完成した物がこちらです↑
更に分割して段差を作ったりプラ棒で飾り付けをしてリベット打ちのための印をおおざっぱにつけています。
外壁をスタイロフォームを削って作って屋根を置いてみました。いい感じかな。
完全再現というわけではなく、あくまでもベースという事で簡略化しています。シータが出てきた出口の穴や、煙突の様な塔は省略して、ギリギリでイメージを損なわないサイズでコンパクトにしてます。
一目みてあのシーンだ!!って思ってくれる方がいれば成功だと思っています。
仮置きしています。ベースの正面は砲撃によって崩れ去ってるいるので、正面部分は壁は作りません。
この時劇中では屋根は砲撃でぐにゃぐにゃに曲がってます。
その再現をするため折角綺麗に作った屋根を、恐る恐るぐにゃぐにゃにしていきます。ドライヤーやヒートペンで慎重に歪めていきました。
概ねベース基礎完成です。
塗装に入っています。ロボット兵は茶色一色ですので、ちょっと色味に変化を付けたいと思いまして、レインボーの下地を作り塗装を重ねて行く事にしました。
関係ない物も沢山写っちゃってますが、レインボー下地から筆で叩き込むように色を着けて行っています。
突然大工道具ですが・・
ベースの土台を作っています。木の輪切りから形を整えるためジグソーでカットして表面をひたすら磨いていきました。
磨いた土台にニスを塗りさらに磨いて、模型を載せてみました。
らしくなってきました。
ベースも更に塗装していきます。劇中はナイトシーンで青っぽいシーンが多く実際の色は良く分からないので想像で塗っていきます。
実は屋根やレンガを塗ってる時が結構楽しかったりしてます。
劇中ではロボット兵のぶっ放したビームで一面真っ赤になります。
今回は、まずはロボット兵が起き上がって威嚇で一発撃って、右方向が炎上した風にしてみました。今のところちょっと色味がきつい感じです。
全体をなじませるように塗装を重ねていきました。
映画のタイトルプレートを作って置いてみようとも思ったのですが、くどくなりそうですので止めまして、飛行石を置いて飾り付けをしてみました。
飛行石は市販の物がありましたが、あまりにもプラスチック感が満載でしたので透明レジンで複製しました。
色で染めたクリスタルレジンを使い、金色は塗装で再現してます。
ひたすら磨いてクリア感を損なわないように工夫しています。
正面から見てしまうと顔を伏せているシータですのでほとんど見えません。
後方から見ると気絶しているシータが見えます。顔も改造してます。
ようやく完成になりましてボークスさんのVKMコンテスト9に出展させていただきました。
完成してすぐにボークスさんに持ち込んだために完成画像が少ないです(汗
ありがとうございます。おかげさまでロボメカ部門賞頂く事が出来ました。
こちらは戦闘タイプのロボット兵ですが、後ほどラピュタで墓守をしている園丁ロボットも製作させて頂きます。
ロボット兵 『救出』の製作記事でした。
ボークスさんの紹介記事です。↓