アス工房さま、G・ワークスさまの素晴らしいガレージキットに続きまして
問題のバンダイ The特撮collectionのプラモデルです。
先の2体とは比べ物にならないくらい大改造してます。
一番小さいのがプラモデルです。
ちょっと長くなりますが特撮collectionのお話をします。
発売当時は小学校を卒業して中学に入るくらいの時期だったと思います。当時 怪獣ガレージキットブームがありまして、今まで見た事もないような凄い怪獣模型を雑誌等で見るようになりました。今までソフビトイの類しか触れてこなかった私には衝撃でした。
すげーっ!!
こんなリアルな模型があるんかーっ
欲しいよ~
ってなるわけですが、当時まだ小学生。。。値段を見て愕然と・・・・
仕方ないので雑誌でいろいろ調べて。ファンドっていう粘土で作る事を知り、やってみようと、ファンドを探すも何処にも売っていなく・・
仕方ないので学校で使うような紙粘土で造形してみるも・・・技術もなければ道具もだめ、材料すら・・・
小学生のさとさんの夢ははかなく砕け散るのでした・・・
そんな折、バンダイの模型情報でこのThe特撮collectionシリーズの発売を知ります。
狂喜乱舞
300円やら400円でまるでガレージキットのような凄い完成度のプラモデルが発売される!!(当時の発売予定の完成見本写真は凄まじい出来栄えで・・・後に速水氏の作った原型だという事を知るわけですが・・)
さとさん少年は胸を焦がしながら発売を待ち望んだのでした。
なじみのおもちゃ屋さん(当時はそいうお店が何件かありました。模型店ではないです。)で入荷されたのを発見してバルタン星人とウルトラマンを飛びついて買ったような気がします。
箱絵はすさまじくかっこいい!!(後に開田氏のイラストと知ります)
箱絵はこんな感じなんですよ、凄まじく格好良くないですか!!そしてあの完成見本の写真!!
よし!!いざガレージキットのようなプラモデルを作ってやるぜ!!
とさとさん少年は箱を開けるわけですが・・・
またしてもさとさん少年の心はバキバキに折れ、砕かれるのでした・・・
あれ!???ちょっとバンダイさん???
話がちがうんじゃ・・・・
私が想像していた模型情報の完成見本とはかけ離れた・・・ロボットのようなバルタン星人が出てきたわけですww
そしてウルトラマンに関しましては絶句・・・
更にその後がラモンで完全に心が折れる話は別として・・・
ここで中学一年生のさとさん少年は接着剤でベタベタにくっつけて色も塗らずに
このバルタン星人とお別れをしたのでした・・・
それから2年後・・
中学3年になり、かなりのアニメキャラクタープラモデルを作りまくり、技術も向上、知識も増え少しお小遣いも増え、今ならやれるのでは!!と思い再びバルタン星人を購入する事になります。リベンジ
その結果がこちらです。以前ブログ記事にしていました。
やっちまってます(笑)
中3になり勘違いしていた私は大改造を施して挫折してしまったようです。
が・・・しかし・・・今見ると完全に今の私のルーツがここにあるような気もします(笑)ヘタすりゃこの頃から技術はあんま変わってないのでは・・・(笑)
という前置きは長いのですがこのたび何年ぶりでしょう、30数年ぶり?
位に再々挑戦をすることになりました。
10年位前に買ったキットを積んでいて2021年秋位に開封したようです。
まずは容赦なくヒートペンを入れて全身を整形していきます。
うひゃーー
また失敗じゃないの~って感じですが・・
足もバラバラ
ヒートペンで強引にいきます
だいぶいい感じなったのでは・・
イメージに近づいてきたようです。
先に作っていた他の特撮コレクションシリーズに合わせてベースも作りだしてます。
が、ここまで作った段階で少し満足してしまったのでしょう。
他の製作物に手をかけ、放置になってしまいます・・・
よくある事です。
またしてもお蔵入り!?
約一年後。再び
2022年 バルタン星人のガレージキットを製作させて頂くにあたりまして、同時に製作していく事になります。
アス工房さま、G・ワークスさまの素晴らしいガレージキットと自分の作ったバルタンを見比べてみますと・・・一年前は納得していた造形も、あれっ??
って感じの部分が多く感じまして、悪ノリします
再開後、ついてた首も切りはなし・・・あげくファンドを盛り始めます・・・
完全に暴走を始めました
更に足を伸ばしてみたりとさか部分を新造したりもう止まりません
完全にイってしまったようです(笑)
とさかを透明に複製して、先の2体のガレージキットに仕込んだ自作のプログラムシステムを小さなプラモデルに仕込もうとしてます。
当初は電飾はしないと決めていたのに・・・
プラ板、真鍮線のはんだ付け等で給水塔?のような劇中の空港にあるオブジェも作りだします
繰り返し本編を観ながらイメージを固めています。下半身の塗装はすでに行っているようです。
2体のガレージキットを塗る前に、難しい塗装のテストベースとしてこの個体を先に塗り始めいろいろと実験しています。
概ね塗装が済んでいます
で、いつものように事件が起こります。
Twitterにて掲載した画像です。完成に近づき足を固定する際にバキッツと嫌な音が・・
太もも割れました・・・・
塗装済みでこのダメージはでかいです・・・
その後リペアしたのですが、実は更にリペア後に足首も割れてます(泣)
度重なる放置、修正を経まして何とか形になって来てます
こんな感じでまとまりましたー
後方にあるのは説明書を100均の額縁に入れただけの物です。
発光プログラムでハサミもビカビカ光ります。もちろんとさかも色合いが変わります。
そして更に音声回路で鳴きます
ガレージキットの2体のおかげさまで長年の夢だった特撮コレクションのバルタン星人の救済がかないました。
Twitterでも反響をいただきまして大変嬉しく思います。
光って鳴いている動画が観れますので是非どうぞ
バンダイのプラモデル
— さと@Carat2 ありがとうございました (@FactoryS2) 2023年2月11日
The特撮Collectionのバルタン星人がようやく完成です😆
ヒートペンで強引に改造
プログラム発光で色々光ります。鳴きます
開田裕治先生の箱絵風にビネットにしました
次はレジンキット仕上げます#バルタン星人#ウルトラマン#ウルトラ怪獣#The特撮Collection#旧キット pic.twitter.com/UzoxDkSFLl
そして人生初の本格展示会参加
Carat'2にて沢山の方に観て頂き、色々とお言葉頂き
当時の私と全く同じ思いをしていた同志の方もいらっしゃいまして
暖かいお言葉沢山いただきました
感謝しかございません。
作って良かった。
誠にありがとうございました。
まだまだ曲者の特撮コレクション達は残っていますが、いつかリベンジする日が来るかもしれません。
これにてバルタン星人2代目 奮闘記終了です。
ありがとうございました。