趣味の模型製作 さとさん工房 

ヤフーブログが閉鎖になりこちらに。製作の代行も承ってます。ツイッター @FactoryS2 になります

ウルトラマンBタイプ 復活までの道 その6 クリアレジン複製

そろそろ折り返し地点でしょうか、記事も諦めずに頑張って書いております。
 
今回はクリア複製のお話です。何故最初から透明パーツの部品をクリアで複製するのか・・・
ソフビの場合は経年変化でかならず透明のクリア度が落ちて行きます。
それを防ぐ事は出来ません。透明エポキシ系でしたら、物にもよりますが、経年変化による劣化を食い止める事が出来ます。ですから複製する事が多いです。
また、もともとクリアじゃない物をクリアにする時も同じ方法です。
 
さて、今回のウルトラマンでござますが、私、このキットあまり詳しくはないのですが。送られてきましたご依頼品と私の、手元にあります私物の同キットでは、目玉のパーツが全く別物でございました。
イメージ 1
右が私のキットです。目は顔と一体整形のソフビ製です透明です。
送られてきたキットは左です。そして、下にあるのがその目玉です。
目玉は塩ビ製でしょうか。モールドが甘く、そして塗装されていて透明ではありません。一度顔からソフビ製の目玉をくり抜いて塩ビ製の目玉を入れたのでしょうか。そしてその塩ビの目にはヒビが入っていました。
このキットは目玉選択式だったのでしょうか、詳しくないので分からないですが確かメガソフビ仮面ライダーも一体整形のソフビ製、透明プラ製の選択式だったと記憶しております。
でも、どう考えても造型はソフビの目玉の方がいいですね。
 
同じキットを持っていて良かったです。もし、無ければ目玉を新造して、クリア複製する所でした。
私のキットの方から目玉を複製する事に致しました。
そしてカラータイマーも複製します。このBタイプのカラータイマーは非常に出来がよく内側から、凹モールドがあります。ここはひと手間掛かりますが、せっかくのモールドですので両面取りに挑戦してみました。
イメージ 2
いろいろと散らかっておりますが、シリコンゴムは一応分量を量って作ってます。
型取り方法は今回は詳しく書きません。
イメージ 3
複製するカラータイマーの粘土型です。
この上からシリコン流して行きます。後に内側を型取る蓋を作りますので、粘土型の形を細工してます。通常の片面取りでしたら粘土板の上にカラータイマーを置くだけでいいです。
 
イメージ 4
あっという間にクリア複製完了です(笑)
実際あっという間ではないです・・・・カラータイマーの両面取りも成功です。
型は二つ作って実験しましたがどちらも成功です。上手く内側もモールド入りました
複製方法等は模型誌等を参考にしてくださ~い。
クリアレジンはいかに気泡を抜くかが勝負どころです。
 
さて、問題が一つ・・・・
私の原型となるウルトラマンの目玉と、送られてきましたウルトラマンの目玉の径が
完全に合ってないです。残念な事に穴のほうが大きすぎで隙間だらけです。
 
イメージ 5
目玉を取り付けまして、マスキングテープで覆いまして、エポキシパテで周りの隙間を埋めまして、ペーパー掛けしたところです。この作業、地味ですが、結構シビアな
作業でございました。
なんとか無事に顔が出来てきたようです。
 
さて、そろそろ形が出来てきましたよ。
次回はペーパー、ペーパー サフにペーパー・・・・・・
非常に地味な回になると思います。
またお会いいたしましょう。